ジュピターイヤーのジュピターフルムーンの瞬間、計らずとも飛行機の上にいた。
12年にたった一度の「フォーチュン満月」、キーワードは「海外」!
お月様に可能な限り近いところで海外を目指していたのだから、こんな時、いい流れにいるのだと思える。
機体の一番後ろの小さな窓から月を探してみたけれど見つけられず、席に戻っていつものノートにお願い事を綴った。
ヒースロー空港に着いてバス乗り場を間違えてしまい、乗りたかったバスを一本逃してしまった。
1時間の待ち時間のあいだに彼がGlastonburyに月を見に行こうと提案してくれた。
疲れと眠気で一瞬躊躇ったけれど、”今しかない”と思い、行きたいと言った。
Glastonbury(グラストンベリー)は、イングランド・サマセットにある小さなタウン。町はアリマタヤのヨセフや聖杯、アーサー王の伝説で知られている。イギリス屈指のパワースポット。また、世界最大規模の音楽フェスGlastonbury Festival(グラストンベリー・フェスティバル)も有名で日本のフジロック・フェスティバルのモデルになっている。
Bristolを出発した時、月は雲の中だった。
だんだん空が眩しくなって、真っ暗な道を月が照らし始めた。

Glastonbury Tor (グラストンベリー・トー)と呼ばれる丘を目指す前に、麓にあるChalice Well (チャリス・ウェル)から湧き出るChalice Water(チャリス・ウォーター)で手を洗い、お水を飲んだ。
Chalice Wellの底にはキリスト最後の晩餐で使われた聖杯が埋められていると言われていて、鉄分を多く含んで赤み帯びていることから「赤い泉」、右手にあるThe White Spring(ホワイト・スプリング)はカルシウムを多く含み、「白い水」と呼ばれている。

満月のエネルギーとこの地のエネルギーをたっぷり受け取って、しばらくの間月光浴。
「呼ばれた者しか行くことができない場所」
「異世界への入り口」
などと言われているこの場所。

夜はいっそう神秘的で、本当にどこか違う世界へ行けるような気がした。
飛行機の中で書いた願い事のひとつは
「今回の旅行であまり計画を立てない、を習慣にしたら面白いシンクロが次々と起こりました。今、波に乗れています。ありがとうございます!」
だった。

この夏のイギリスでの滞在中、どんな出来事が起こるか今から楽しみ。